冬・今シーズンは冷えている
富山は雪がたくさん降るイメージだと思う。
確かに降らない積もらないという年はない。
夏もしっかり暑くて四季がはっきりした地域だ。
私が学生の頃はもっと雪があった。
今みたいに融雪装置がなかったから、あちこち除雪車が入ってくれてた気がする。
車の数も多くなくそんなふうに思っていただけなのかもしれない。
そんな豪雪地帯ではあるものの、氷点下になることはあまりなかったように思う。
氷点下になったら雪が降らずにただ冷えるだけ。
マイナス7℃なんて本当に経験のないことだった。
今シーズンの寒波では車が凍った。
車のカギ穴にカギがなかなか入らず、ドアを開けるとバキバキ音をたてる。
そういうときの知識がないから、無理矢理開けたが良かったのだろうか。
エンジンはすんなりかかったが、フロントガラスはなかなかはれない。
どんどん寒くなってまた雪が降るかもしれないのに、なかなか家に帰れないのはつらい。
こういう時は、焦る気持ちを抑えることが大事なのだが。
動物的な危機感が発動したのだ。
大げさに言うならば、生命の危機を感じるほどの冷え込みだった。
何事にも経験のないことには警戒心が強い。
水道管が損傷し断水した地域もある。
水道管が凍らないように一晩中水をチョロチョロ出すというのは昔の話で、今それをしたら貯水池に水がなくなってしまう。
空き家からも漏水していたと聞いた。
空き家なんてそうそう見に行かないだろう。
防災用品を備えるのは自然災害全般のためでもあるんだとしみじみ思う。
一年中自然に振り回されてるなあ。