2学期の終わりくらいに、総合の時間で「進路学習」があった。
進路のしおりという小冊子をもらってきた。
つい自分の時と比べてしまうのだが、私の時代はそんなしおりはなかった。
生徒へのメッセージと保護者へのメッセージ、富山県内の高校や専門学校などの情報がのっていた。
長く富山県に住んでいるが、知らない学校もあった。
何を基準に学校を選ぶのか難しい。
もちろん学力のことも考えないといけない。
行きたい学校ってなんだろう。
将来こうなりたいというビジョンがある人は、選択するものが決まっているだろう。
じゃ、まだ何も決まっていない子はどうすればいいんだろう。
そして、今した選択が後々にどう影響するのだろう。
中学校は義務教育だけど、高校は行きたくなければ行かなくったっていい。
子供の縛りから少し解放されて、自分の将来を少し自分の意志で決定することができる。
少し大人になるわけだ。
ま、だからって自分の希望が全て叶うわけではないが。
自分の時はどうだっただろう。
ほぼ学力だけで決めていたし、将来こうなりたいというビジョンなんて全くなかった。
もっと自分のこと大事に考えないといけなかったなと思う。
「将来何になりたいの?」
「えー、わからん」
親子でこういう会話は結構繰り返されている。
自分が何も目的を持たずに生きていることをもったいないと思っているからだ。
それを子供にはさせたくないと潜在的に思っている。
だけど私の思う目的は、明確なものでそれに一心不乱に向かわなくてはいけないという意味だったかもしれない。
自分が全然できていないのに。
子供は親の背中を見て育つ。
子供にやらせたければ、まず親である自分がやらなければいけない。
親が子供を見ているように、子供は親を見ている。
くじけそうになるとき、子供がいるから頑張れると思うのは本当だ。
息子に恥じないような生き方をしないとと思う。
間違わないのは難しいけど、何事にも真面目に向き合っいるてことを伝えたい。
息子にどんな手助けができるのかな。
今は息子がする決断を待つだけだ。