「やったー!勝ったー!」
息子は高校生になってもハンドボールを続けている。
私が思っていたよりも好きだったようだ。
こんなふうに私が思う息子と現実の彼にズレが出てきているなとつくづく思う。
富山県の秋季大会があった。
「これって親が見に行ってもいいの?」
親に関わられるのを嫌がる年齢になったので、いちいちお伺いを立てる。
「うん、別にいいよ」
朝早くから県総合体育センターに向かう主人の車に私も乗り込んだ。
息子は車の中で今日は勝ちたいなあと呟いていた。
前回の公式戦は3年生の最後の試合だったから、5月の終わりくらいだったと思う。
とすると、3、4ヶ月前か。
高校生にもなると体が大きくなり迫力が出てくる。
投げる球のスピードが違う。
走るスピードが違う。
そんな迫力に圧倒されながら、試合を見入っていた。
みんな動きが良くて、ポンポンと点数が入っていく。
なんと、初戦勝ったのだ!
息子も後半少し出させてもらった。
中学生の頃から少し成長して上手になっていた。
チームの一員として機能している。
息子を待つ間、強豪校の試合を観戦した。
攻めが早く、相手のミスを逃さない。
対戦相手は完全に振り回されていた。
どうやったら相手を振り回すことができるのだろうか。
スポーツ経験のない私にはさっぱりわからない。。
残念ながら、息子の学校は翌日負けてしまい次に駒を進めることができなかった。
次回の大会を楽しみにしたいと思う。