やこの日記ブログ

子供の成長と、親として人としての私の成長の記録です。

味覚・味わって食べることができていない

とにかく口がさみしくて、何かを食べていたい時期があった。
食べ始めるとなかなか止まらない。
なんか満たされない。

ストレスがあるわけでもない。
自覚がない場合もあるが、家族から心配されている感じはないので、精神的には問題ないと思う。
むしろいつも楽しい。

早く食べなきゃいけないと思っているからだろうか。
限られた時間の中で食べなきゃいけない訓練を小さい時からしてきた。
そのせいなのか?

なかなか味わうという感覚で食事ができていない。
そりゃ、最初の一口はどんなものでも美味しい。
だってお腹が空いているから。

会社の休憩時間にコーヒーを飲むのも流し込むような感じ。
このメーカーのが美味しいんだよねっていうこだわりがない。
とにかく早く飲んでしまわなくては。

そう考えると、私の食事はエサのような感じだろうか。
生きるためにお腹に入れる。
え、やだなあ、そんな人生を送っているのか。

満たされないから食べすぎる。
当然太る。
無駄なエネルギーが蓄積され続ける。

一口一口を噛み締めて味わうように食べていたら、昨晩はおかずを残してしまった。
顎が疲れたし、もう同じ味をそんなに食べたくないと思った。
舌はわがままだ。

私は、この長い人生で舌がいろんな味を覚えてしまって、美味しさを感じにくくなっていると思っている。
焼肉を食べても、お寿司を食べても美味しいけど、まあそんなんもんかと感じる。
だから何を食べてもめっちゃ美味しい!と感動するようなものにはもう出会わないのではないか。

今後、高級料理を口にすることがあったとしてもきっと食べたことがないものには舌はただびっくりするだけではないだろうか。
素直に美味しいと感じられるだろうか。
そもそも店の雰囲気に圧倒されて味もわからないかもしれない。

でも、味がわからなくなっているというのはなんとも悲しいことだ。
まだもうちょっと生きているだろうから、そういう楽しみは必要。
味わいながらゆっくり食事をするようにしていきたい。

しかし、食事時間が長くなって迷惑かもしれないな。
いや、食事の量を減らせばいいのか。
ん?味わって食べる=ダイエットなのか。

ダイエットは違うか。
必要なエネルギーは味わって食べることでも十分得られる。
不必要なものまで取り込む必要はないということか。

そんな究極の食事方法が余計な栄養を体からそぎ落としてくれるとしたら、自然とスリムになっていくのかな。
お金を出してまで体を動かすところに通わなくても。。
「味わって食べる」は思ったよりもいろんな効果があるのかもな。