やこの日記ブログ

子供の成長と、親として人としての私の成長の記録です。

食・変わっていく舌

今週のお題「納豆」

「食べてもいいよ。臭うけど気にしないから。」

主人は納豆が苦手である。
臭いが強烈なので、食べてみようとは思わないのだろう。
食べてみたら、臭いほどの嫌な味はしないのだが。

もちろん、苦手なものを無理に食べる必要はない。
いくら健康食品と言われても、食べることを強いられたストレスで体が不調になったら本末転倒である。
せめて苦痛を感じないものを食べるべきだ。

私は納豆が好きである。
しかし、主人が苦手と知ってから我が家の食卓に上がることはあまりなかった。
別に食べなくても平気だったから、それほど好物ではなかったのだろう。

しかし、子供が大きくなって祖母(私の母)が時々納豆を買ってくるようになった。
子供は納豆が好きで、朝食や夕食で食べることがある。
それは止められないので、主人は臭うだろうが我慢してくれている。

息子が食べるときに、久しぶりに私も納豆を食べてみた。
ん?不味くはないが美味しいのかわからない。
最近の納豆はタレが付いていて、必然的にそれをかけて食べる。
それがなんか違うのだろうか。

私が若い頃は、どんぶりに納豆とネギを入れて醤油と味の素をかけてぐるぐるかき混ぜて食べていた気がする。
味が違うのだ。
タレはタレで美味しいのだが、私の記憶の納豆ではない。

それとも舌が変わってしまったのか。

加工品はそれだけで売ることが難しうなってきたのだろうか。
納豆にタレをつければ消費者は便利である。
だけど、納豆に合うタレを作るように、タレに合うような納豆を作られているのかもしれない。

調べてないからわからないけども。。

とすると、私が食べた納豆はもうこの世にはないのかも。

大げさすぎる。

納豆に限らず、美味しいと思わせるようにいろんな人の研究と知恵が今の食を支えているのかもしれない。

何も手が施されていない納豆を食べたいのなら、もう自分で作るしかない。
それが美味しいかどうかはわからないけど。