老化・悪あがきする中年

とうとう日にちを間違えるという失態を犯してしまった。
老いが迫ってきている。

歯医者の予約をしていたが、日にちをすっかり間違えていた。
なんで間違えていたのかわからない。

会社を午後早退して準備万端にし、今から歯医者に行こうとしていた。
歯医者に行くために診察券を取り出し、日付を見たら1日間違えていた。
え？うそでしょ？

もしかして受付の人が書き間違えた？
だって、確か26日って言ってたよね？
自分の間違いを認めたくない中年。

行けば無理矢理にでも診てくれるんじゃないだろうか。
へへ。間違えちゃいましたー。
いやいや、そんな若い子が使うような手はダメだろう。

受付の人がやっぱり書き間違えて、今日来るのを待っているかもしれない。
予約時間を過ぎても病院に行かなければ電話がかかってくるんじゃ？
最後まで悪あがきをする中年。

当然かかってくるわけもなく。。

普段から予定が多くないため、日にちや時間を指定されたものは一度聞いたら忘れない方だ。
それなのに。

ちょいちょい今までやらなかったミスをするようになった。
そういうとき老化を認めたくない自分との戦いがある。
もう十分中年なんだけど。

しばらくは、そんな自分を認める努力をしなくてはいけないな。
もうとっくに自分のことは諦めているようで、実はそうでもないのかも。
やっぱり自分のことはかわいいんだろう。